Thinkpad x200でSSDを使ってXPとubuntuのデュアルブート環境を作る方法

[はじめに]
SSDにXPのCDを使って、デュアルブート環境をクリーンインストールする方法を書きます。
トラブルが発生しても一切苦情を受け付けません。

 

[XPが遅くなった体験談。これやったら失敗した]

intel SSD 330 シリーズで120GBを使用。
XPのインストールディスクでパーティションをXP用とubuntu用に分ける
XPをそのままインストール
ubuntuインストール
XPのsp3を入れる

ubuntuは良いけど、遅いXPのノートPCが完成

 

[これを行なって成功させた]

win7のCDでアライメントを行う。
パーティションを分けずにXPをインストール
XPの設定とアップデート
(必要ならパーティション作成)
ubuntuのインストール

 

[使用したもの]
win7のCD
xp・sp2のCD

 

[手順1・XPをインストール]

まずは、x200にSSDを取り付ける。

win7でディスク起動
修復を選択
イメージを使わずに続行しようとするとエラーが出る
するとシステム回復オプションが出るのでコマンドプロンプトを選択

ここからアライメントを行う(フォーマットの下準備)

1、「diskpart」と入力して「Enterキー」を押す
2、「list disk」と入力して 「Enterキー」を押す
3、PCが認識しているSSDが番号と共に表示されるので
その番号を覚える
○具体例:この場合は「ディスク 0」の「0」という番号。
ディスク ### 状態     サイズ 空き ダイナミック GPT
ディスク 0 オンライン  55GB
(以下、ディスク 0と表示された場合で記載)
4、「select disk 0」と入力して 「Enterキー」を押す
5、「clean」と入力して 「Enterキー」を押す
6、「create partition primary align=1024」と入力して
「Enterキー」を押す
7、 「exit」と入力して 「Enterキー」を押す
8、 もう一度「exit」と入力して 「Enterキー」を押す

これでSSDのアライメント調整は終了です。
この後は、 システム回復オプション起動のために利用していた 「Windows 7 インストールディスク」や「 Windows Vistaインストールディスク 」、「 システム修復ディスク 」などと、Windows XP用のインストールディスクを入れ替えて、クリーンインストール開始となります。

メーカーさんが提供するリカバリーメディアなどでクリーンインストールする場合は、クイックフォーマットが一般的なため、問題はないと考えるのですが、製品版やOEM版のWindows XPを利用する際には、インストール作業ではクイックフォーマットを選択する必要があり、通常のフォーマットでは、せっかくのアライメント調整が無駄になってしまう場合もあります。

(数年前のWindows XPノートPCにSSDを搭載時の設定と注意点 その2クリーンインストール編 より抜粋)
http://stampcard1.blogspot.jp/2012/03/windows-xppcssd.html

そして、XPのCDで起動してXPをインストールします。
ここでは絶対にクイックフォーマットを使用して下さい。
後で分割・インストール作業をしますので、今はそのまま120GB一つに使うようにして下さい。私の場合は分断後、アライメントが無効化されることをおそれてパーティションを分けていない、という選択をしています。

 

[手順2・XPをSSD用に設定を変更する]

終わりましたら、細かいサービス類の設定を行います。
次の手順にある最後のramdiskは後で行なっても構いません。

Windows XP向けSSDの設定

SSDはHDDと違いランダムアクセスが速く、また書き込み可能回数が比較的少ないという特徴を持つため、HDDを前提とした設定では最適とは言えません。すでに多くの人がSSDに最適なWindowsの設定をまとめていますが、怪しい情報があったりするので、ここに改めてまとめておきます。

ページングファイル (仮想メモリ) を切る
[マイコンピュータを右クリック]->[プロパティ]->[詳細設定]->[パフォーマンス]->[詳細設定]->[仮想メモリ]
ページングファイルは書き換えが非常に多いため、SSDの場合は使用しません (デスクトップマシン等で別HDDがあるならそちらに移す)。十分大容量のメモリを搭載していることが前提です (SA5の場合は最大である1GB)。

システムの復元を切る
ただでさえ容量の少ないSSDに、システムの復元のためのスペースを取られるのはナンセンスです。また、そこそこ書き換えが発生するため、SSDの寿命には悪影響です。

休止状態は使用しない
[コントロールパネル]->[電源オプション]->[休止状態]
ディスクスペース節約のため。SSDの恩恵で起動が早くなるため、わざわざ休止状態を使う意味も少ないです。

自動デフラグの停止
レジストリの以下のキーを編集。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\OptimalLayoutにEnableAutoLayoutという名前でDWORD値を作成。値を0にする。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Dfrg\BootOptimizeFunctionにあるEnable (文字列値) をNにする。
SSDはランダムアクセスが速く、フラグメントを起こしていてもアクセス速度に大きな影響はないため、デフラグをする意味はあまりありません。またデフラグにより多くの書き換えが発生するため、デフラグはするべきではありません。
ところがWindows XP以降では、アイドル時や起動時に自動でデフラグをする設定のため、それを無効にします。

アクセス日時を記録しない
レジストリの以下のキーを編集。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\FileSystemにNtfsDisableLastAccessUpdateという名前でDWORD値を作成。値を1にする。
ファイルのアクセス日時を記録する意味はほとんどない上、無駄にディスクへの書き込みが発生するため。

8.3文字ファイル名の自動生成をしない
レジストリの以下のキーを編集。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\FileSystemにあるNtfsDisable8dot3NameCreation (DWORD値)の値を1にする。
私の場合は生成する意味はほとんどない上、無駄にディスクへの書き込みが発生するため。

「ディスクの書込みキャッシュを有効にする」のチェックは入れたまま
[マイコンピュータを右クリック]->[プロパティ]->[ハードウェア]->[デバイスマネージャー]->[ディスクドライブ]->[(SSDのデバイス)]->[ポリシー]
なぜかこのチェックをはずすと書いている人が多いが、SSDは書き込み速度は速いわけではないので、ライトバックキャッシュはあった方が良いはず。

プリフェッチの無効
レジストリの以下のキーを編集。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Session Manager\Memory Management\PrefetchParametersにあるEnablePrefetcher (DWORD値)の値を0にする。
ちなみに1だとアプリケーションのプリフェッチのみ有効、2だとシステム起動のプリフェッチのみ有効、3だと両方とも有効。
SSDはランダムリード性能が高いためプリフェッチの効果は低く、c:\Windows\Prefetchに書き込みを行うため。

RAMディスクを作成し、テンポラリファイルをそこに保存する。
RAMディスクの作成にはGavotte Ramdiskを使用。
[マイコンピュータを右クリック]->[プロパティ]->[詳細設定]->[環境変数]で、ユーザおよびシステムの環境変数のTEMP, TMPをRAMディスク上のフォルダに変更。
[コントロールパネル]->[インターネットオプション]->[全般]->[閲覧の履歴の「設定」]からインターネット一時ファイルの保存フォルダを変更。

(SSD換装 & Windows XP向けSSD用設定 より抜粋)
http://nabew.blog113.fc2.com/blog-entry-20.html

Gavotte Ramdiskは下記の場所から使用しています。
私はwikiに添付されている安定版を使用しています。
http://www10.atwiki.jp/gavotterd/

 

[手順3・XPをアップデートする]

終わったらXPのアップデートを行うため、lanのドライバを落とします。
細かいドライバ類はtihinkvantageに管理させたほう良いでしょうが、私の場合はダウンロードしてもインストール出来なかったため、手作業で対応を行なっています。
また、thinkvantageのupdate systemはサポート終了ということで手作業でやった方が最終的な工数は少ないかも知れません。

XPのsp2ではまずthinkpad用の無線lanのドライバをlenovo公式サイトから落としてきます。
http://support.lenovo.com/ja_JP/downloads/default.page?

重要なXPsp3のダウンロード。現在、windows updateはXP sp2だと使用出来ないという状況ですので、sp3のファイルをダウンロードしてアップデートを行なって下さい。
合わせてここでは細かいfixを大量に落とすことになると思われますので気長に作業&再起動を行なって下さい。ここでSSDの凄さを満喫出来ると思います。
http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=24

次に管理本体となるthinkvantageシステム アップデート本体も落としておきます。ここは必要ないかもしれませんが、足りないアップデートを確認する時に重宝しました。
http://support.lenovo.com/ja_JP/downloads/detail.page?&LegacyDocID=MIGR-66956

 

[手順4・必要な分だけパーティションを割る]

この辺りはおまけの行動であり、ubuntu側からでもwin側からでもご自由に行なって下さい。
私はpartition wizardのfree版を使ってアプリを保存する領域を15GB程確保しました。ここで割った領域にgavotte ramdiskを保存しています。
念のため、再起動をしておくと良いでしょう。

 

[手順5・ubuntuをインストールする]

最後は、ubuntuの12.04(現時点の最新版)をインストールします。
http://www.ubuntulinux.jp/download

ここでCDから起動し、xpの領域を分断してデュアルブート環境を作るようにします。
注意するべき事は、ここでHDDの容量を分断する画面が出てきますが、右側が新たにubuntuに割り当てる領域となります。
(画面にアイコンやコメントがなかったのでご注意下さい)

12.04以降のubuntuではx200用のドライバ類が殆ど整備されており、特に困ることはありません。その後もubuntu側でブートローダを管理してくれる(grub)ので、管理も簡単になります。

 

[以上で完成]

まずは、先人の皆様からの努力のお陰で、このような環境が作れた事に感謝致します。
この後は、各自必要なアプリ類を入れていただければ、大丈夫だと思います。

x200にSSDを入れた感想ですが正直な話、電力的な問題が無ければandroidは不要なのでは?と思うほど快適さが違います。XPも起動に1分以内、ubuntuも30秒ぐらいで起動します。ネット閲覧・メール事務作業程度の内容でしたらまだまだ快適に使えそうな感じがします。

私の場合は、趣味の音楽や動画類・事務で使用するファイルは全てmicroSDに退避させるようにしていますので、正直120GBでも充分に余裕が有ります。モバイル環境についてはあと3年近くは頑張ってもらえそうです。

2012.10.31 / Category : 未分類