タイ料理評論家(無許可)

モグリの素人がタイ料理を評価をしていく。

御徒町のブルースカイという店が良かった。取り扱いの種類は少なめだがどれも美味しい。日本人的な味付けにはなっているけれど、食材で手に入らないから妥協する、というのが無く、妥協の無いものがメニューに書かれているのでタイ料理を食べたという気持ちが満たされる。グリーンカレーの調味もとても良かった。

錦糸町のタイランドは、トートマンクンが絶品だった。エビのすり身揚げをハチミツで食う、という聞くだけだとかなり日本人の味覚では合わないような組み合わせだ。けど、サクサクと揚げられたコロモとふわっとしたエビの塩気が優しい感じの甘みで口の中で完成する。甘辛い味付けのエビのすり身揚げなのが堪らない。

外食だと日頃は近所のチェーン店で生命維持のために通っているような気分になるため、ちゃんとした所で食事ができることが本当にありがたい。


AIでピアノコンクールの合格者と不合格者を判定する記事を見た。

https://ipsj.ixsq.nii.ac.jp/ej/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=232366&item_no=1&page_id=13&block_id=8

その辺を見ていると、心の中をざわつかせるものがある。データとしては新しい取り組みなのでとても良い印象を受けているのに、だ。

内容としては、
・スコアにかかれていることを根幹の判断基準としていない
・楽譜にないものが評価基準として存在していて、一定のところには普及するようになっている

みたいな作曲者の意図とは別の所で表現の評価基準があって、独学でやってると絶対にスクリーニングで落とされるようになっているようだった。多分、このあたりには気になることがあって、有識者だけが分かるような評価基準があることについては、前からは疑問に思っていた。特定の、疑問は持たないまま器用でかつ金持ちの子供に正解を教えるだけじゃないか、という偏見みたいなものがあるかもしれない。

自分自身、このような音楽にて評価する・されるの関係性は無いのだけれど、この辺は感覚が隠蔽されていたという思いもあり、忌避感は強い。ファッションとかにもある、なんとも権力に阿ねることを前提にした設計というか、そういう虎の威を借る狐みたいな精神性が好きになれない。

精神の発露というか救済みたいなものを音楽に求めていると、こういう競技の世界の考え方は違っていたりする。

2024.03.04 / Category : 小噺