カレーせいろそば780円

都内の閑散した感じは悪くない。
しかし電車はいつもと同じ、下町の片隅でも混んでいる。
失敗と無策と混乱の結果、コロナウイルスが都内に放たれる、というニュースを見た。
戦中と変わっていない、馬鹿だ、と罵倒するだけでも戦後の人も結局は動かない、という輪廻を延々と回っている。

今週はやたらとコンビニでメシを買うのが殆どであった。
ニュースやら告発動画みたいなものは、はてなブックマークで流れてて、ゆるい5chみたいな流れのまま世界に縋り付いているような状態だ。
いつもよりは手洗いとうがいは励行。
ベーコンの風味が強い甘辛のカレーそばを食べて、気持ちを切り替える。

先日、20年前に作ったBMSとして処女だった原曲が実家から出てきたので、公開した。
ネットもVSTもDAWもあったけど、現実性がなかった時のものだ。
機材も無い時にVSTに近い環境が作れたのだ。バウンスは出来なかったので、ラインからMDで録音。
PCのスペックも微妙なのでテンポも、もつれている。

高校の時にBMSの片鱗を体験してから落第して留年して、時と精神の部屋みたいな環境で1年過ごし、出来たものがあれだった。
貯金もない、バイトも禁止されてた学生が見た、数千円の世界で出来た結果。
サンプラーも無いから、出来ることがユーロビートの作曲。
知識もないからアナリーゼとか耳コピとかの練習も知らずに、
小学校1年の時に習っていたエレクトーンの記憶だけを頼りに頭の中で流れてた音楽をそのまま作っていた。

機材もクソみたいなものが津田沼や秋葉原の中古楽器屋で2万円とかそういうのでウンザリしていた。
結局買わなかったけどSC-88proも中古で6万とかそのぐらい。そのあと3万ぐらいに落ちただけどまだ高いとか言ってた。
Vestaxのターンテーブルとか10万で買えるわけなかった。

色々と考えても、今のほうがずっと幸せ。
だけど素養も人脈もない若いのがあがいてて、自分だけど自分とは思えず、褒めてあげたい気持ちになった。

明らかに品質としても悪いのに平然といられるのは、浪人の時に、古文の吉野敬介先生が「いま頑張ったら、後から振り返ってアレぐらい勉強したんだから、もっと自分に自信が持てて更に頑張れる」という言葉によって。その5年後にまた税金すらまともに払えないような暮らしを10年を過ごしても、そこの価値観は変わらずにいた。

2020.02.22 / Category : 小噺