アジア

NoctuaのNF-A14 ULNと、280mmの簡易水冷クーラーを購入し、急いで静音化に取りかかった。低回転ケーブルは、単なる抵抗でしかない。そのぶん発熱につながるので、使用は見送った。

ポンプ以外は、回転数が1000rpmを下回る。結果、部屋の冷房よりも静かになった。ポンプの音だけは、どうにもならない。作業を通してはっきりしたのは、静音を優先するなら、280mmでも360mmでも大差はないということだった。


PCを構築する際、昔に比べて選定の順番が複雑になった。一度、整理しておく。

まず、使いたいCPUを型番レベルで確定させる。
そのうえで、チップセットのグレードを選ぶ。
HDDやSATAストレージの台数も、ここで決めておきたい。

CPUクーラーは使用環境に応じて選定する。
ケースファンの数や、正圧・負圧のエアフロー設計もこの段階で方向性を定める。

搭載するビデオカードのメーカーを決め、
それに合わせてPCケースを選び、
最終的にマザーボードの型番を確定する。

メモリを確保し、マザーボードに搭載するM.2ストレージの構成も決めておく。
OS用と、必要に応じてゲーム・AI生成用途などの分離を視野に入れる。ここまで決まっていれば、パーツの買い間違いはほぼ防げる。

個人的な傾向としては、現在はMSIを選ぶことが多い。ASUSは耐久性に疑問があり、AsrockやGigabyteは完成度に不安が残る。結果的に、消去法でMSIに落ち着いている。ビデオカードについても、動作保証という願掛けの意味も含めてMSIを選んでいるが、実際のところ、同じ企業名でも事業部が異なれば開発方針も別物だろう。ZotacでもPalitでも、静音性や耐久性を優先して選ぶのが現実的かもしれない。

M.2の冷却ファンには消極的だ。
限られたオンボードのファンコネクタを奪われたくない。SATA電源から取れるタイプがあっても、コネクタが大きく扱いづらい。将来的にM.2専用のファンピンが標準化されれば、検討の余地はある。今はARGBのピンに冷却ファン用の端子が置き換えられれば良いのにとすら思っている。それまでは、大きめのヒートシンクで凌ぐつもりだ。

メモリに関しては、体感で差を感じることは少ない。容量さえ確保していれば、大きな不満はない。64GBあれば、当面は問題ないと考えている。DAWなどの用途では負荷のかかるケースもあるが、
仮に生楽器の音源に莫大なスペックを投じるのであれば、その分の予算で人に演奏を依頼した方が、結果的に多くの人が幸せになるのでは――そんなふうにも思っている。


成り行きで、Raspberry PiにZabbixサーバーを立てることになった。
しばらく手持ち無沙汰だった本体に、ようやく嫁ぎ先が見つかり、少し安心する。

ベンダー側の事情で選択肢は限られたが、以下のページを参考にさせてもらった。

https://zenn.dev/aldente/articles/87404fa78379da

作業を進めながら、次に何をすべきかを自然と考えられるようになった。

なお、今回初めて nano を使った。
触ってみて、vi よりも直感的で、自分には扱いやすかった。


DockerにNextcloudを入れてみたが、まだ落ち着かない。

タスク管理――いわゆるBTSやITSのようなチケット管理の機能が見当たらない。また、業務フローを可視化するようなBPM的ツールも見つけられていない。

このあたりは、もう少し調べる必要がありそうだ。とはいえ、より根本的な課題として感じたのは、アップグレードの扱いだ。WordPressのように、GUIから更新できる仕組みが望ましい。

さらに言えば、外部へのバックアップ機能もほしい。
もしかすると存在しているのかもしれないが、少なくとも「小学生でも扱える」レベルのUIで提供してほしい。機能の有無よりも、運用の敷居が気になっている。


SandiskのUSBメモリには、もはや「信頼できない」という烙印を押すことにした。そう決めてから、ようやく心の安定を得られたように思う。

1年すら持たないのでは、と思うような耐久性だ。
品質の劣るダイを、もったいない精神で製品化したような印象が拭えない。競合と比べても、明らかに耐久性が劣っている。

多くの場合、1年ほどで認識不能になったり、書き込みができなくなったりする。購入元は複数にわたるが、仮にすべてがコピー品だったとしても、「それが原因だ」と言われれば、反論の余地もない。だけど、正規品の高いものを買って確認しようという気持ちはもう、どこかに消え去ってしまった。


竹シーツを買ってみた。

叔父夫婦に「夏はあれがあるといい」と勧められ、麻雀牌のようなデザインのものを試してみた。放熱性はたしかに高く、触れた肌から熱がすっと抜けていく。離れた途端、人肌の温度が残らず、冷たさが持続する。だが、それが良いとは限らなかった。

夜は熱中症を避けるため、クーラーをつけたまま寝ている。
その環境下で竹シーツを使うと、寝返りのたびにひやりとし、体の熱が奪われていくような感覚になる。体が熱を取り戻そうとしてか、不随意の動きが増え、目覚めたときにはだるさが残る。そうして今は、使用を控えている。

さらに、シーツの角が寝返りのたびに肩や腕を圧迫し、痛みが気になることもあった。起き上がるときに手をついた感触も硬く、快適とは言いがたい。タイルの上でも平気で眠れる人なら問題ないのかもしれない。

冷たい寝具が好きな人には、よくできた製品だと思う。けれど、自分には「体を温めて眠る」ことの方が、深い休息につながるらしい。よいものなのに、まるで自分の生活に馴染まない――そんなこともあるのだと、少し驚いている。


病院での診察で、どうやら難病の可能性があることが分かった。ただし、健康に直接の影響は今のところないらしい。症例が少ないため、名称が与えられている――そんな印象のある病名だった。

今後は精密検査を受け、病気として本当に深刻なものなのかどうか、確認していくことになる。現時点では、判断がつかない。


KERで以前取り上げられていた「Cinnamon Toast Crunch」を試してみた。思った以上に良い味だった。印象的だったのは、動画の中の感想と自分の印象がほぼ重なったことだ。

こうした紹介は、得てして「本当にそうか?」という疑念が残る。登場人物の味覚と、自分のそれが一致しているのかは分からない。実際、大泉洋の紹介には何度も裏切られた。「おにぎりあたためますか」のロケ地を訪ね歩いてきたが、最後まで彼の味覚とは交わらなかった。多くの人が絶賛する中で、自分だけが頷けない。そういうことがたびたびあった。

最近では、オモコロにも少し同じ距離を感じている。たとえばピェンロー鍋の特集動画など、読み物としては面白い。だが、味覚の共鳴という意味では、自分とは遠い。楽しさの中に、わずかな孤立感が残る。

食べてきたもの、育った文化が違えば、味覚も異なる。そう思って、さまざまなコンテンツを試してはいるが、その多くが商業的な意図や演出に引っ張られており、共感を得るのが難しい。かつて「食べログで味覚の近いレビュアーを探せ」と言われたこともあるが、そのために他人の自意識の海を渡るほど、飢えてはいない。

そういう意味で、KERのKevinは、感覚が近いように思う。試しに彼を指標にしてみたら、驚くほど重なるところがあった。ブルーラズベリーの好みや、細かい味の傾向にも共通点が見える。

いまでは、参考にしている。


『Rogue Genesia』プレイメモ。

「Getting Sciency」と「Particle Physics」は、ガンスリンガーを選び、アナクロ(スーパースローモーション)とアクティブタレント(Fキーで発動する乱射技)を併用するのが正解だった。

弾速についての細かい仕様は不明だが、ハンドガンやSMGで問題なく達成可能。特定のカードでなければならない、という縛りもなかった。素直に育てれば、あっさりクリアできた。

結論としては、想像していたよりずっと簡単で、やや拍子抜けした。

2025.07.05 / Category : 小噺