行ってきた。Youtubeで徹底的に調べてから延々とショッピングモールに行くような旅程だった。やりたいことは「今のタイのローカルを感じる」。できる限り涼しい室内で済ませられるもの。なのでスーパーとショッピングモールめぐりになった。以下感想。
中国人があんまりいなかった。日本をキャンセルしてタイに来るかと思ってたが全然そんな事はなく、ヨーロッパ系やらアラブ系が多かった。
昼間は観光に繰り出しても人ではそんなに無いが、地元の人が19時以降に街に繰り出す。その混雑は読めてないと夜に疲れるパターンが多い。下手したら渋谷・新宿ぐらいの混雑。タクシーの夕方渋滞も疲れるけれど電車も混雑で疲れる。そのため、ホテルで酒を飲むぐらいのつもりでいた方が良いかもしれない。
気温。日中30度。乾季のため雨は一度も降らずとても快適。ただし少し蒸すぐらい。日差しは強いので日焼け止めと帽子、虫除けスプレーは必須。コンビニでタオルやら冷たい水をこまめに買うぐらいでは無かった。夕方になると途端に蚊が湧いてくるので注意。
ナイトライフ。家族で旅行したのでナナやらソイカウボーイみたいなところは行かず。オカマさんはいなかったが極稀にアレン様みたいなサイボーグの方が複数体いたので、それを遠くから崇めていたぐらいだった。
水。基本、歯磨きなどはホテルの無料提供分で間に合った。今回の旅行ではタイティーやらフルーツジュースを積極的に行こう、というノリだったので後半は飽きて水が良かったという感じになってしまった。無糖のお茶はあったけれども台湾の茶裏王とかあって怯んでしまった。セブンイレブンで10バーツの水があるだけで全然違う。1Lの常温水よりも小さい冷えた水の方が重要。
氷。ホテルのサービスの氷とレストラン、新しいショッピングモールのフードコートのものは摂取したが、全く問題なかった。あとはチャトラムーのものは信じてみたが問題なし。屋台のメシは同行者の健康なども考えて、基本行かなかったため、分からない。変に慢心して冒険しなければ大丈夫だと思う。
酒。ハイボールとか気の利いたものは無いのでウイスキーを買って飲むぐらい。あとはずっとビールしかない国と思った方が良い。家族は強い酒の選択肢がなくて嘆いていた。Changのcold brewは一番搾りよりも更に雑味が少ない感じで美味かった。
ジュース。知らない間にEstというブランドがあった。コーラとか青いサイダーとか面白いものがあった。コーラは飲んだけれど、普通のペプシ系だったと記憶。国や文化圏で味覚の好みが左右されていない味だった。ただし砂糖はかなり多め。
ナイトマーケット。行ってみたけれど正直なところあんまり、ハシゴする意味は無い。売ってるものが同じなので、ホテルの近所でひとつでも行けば十分だと思った。
大麻。店は色々とあるけれど、どれが大麻なのか匂いがわからなかった。店の前を歩いてたら幻覚でも見るかと思ってたが、そんなことは無かった。上手な説明はできないけれどドリアンみたいな甘い匂いでロウソクみたいな匂いが鼻に突き刺すような瞬間が有った。もしかして、ソレなのかもしれない。
ドリアン。全体的に米とドリアンの匂いが生活全般に馴染んでいる印象だ。食品系はだいたいドリアンの匂いが染み付いたりするし、お茶とかも全般的にタイ米の香ばしい感じが必ず入っている。食わなかったが、最近は日本でも美味しいものが入ってきているのでそこまで熱心でなくても良い。
タイティー。チャトラムーの30%はだいたい午後の紅茶のミルクティーに近い甘さ。
靴。地面がボコボコにもほどがあるのでクッション材がたくさん入ってる、黒系のスニーカーがあると良い。白系だと砂埃で汚くなる。
屋台。見て回るけれど行かなかった。ローカルの飯屋も家族とともに具合が悪くなったらどうしようということで回避。
セントラルパーク
行ったのが2025-12で、かなり閑散としていた。広々とゆったりした感じだけどなんだか寒々しい印象。場所は良いはずなのに微妙すぎた。屋上庭園は昼と夜で印象が違う。夜は混むので、庭園の夜景を見るのはそこそこ時間に余裕を見ておいたほうが良い。最上階のレストランモールはタイ旅行とかも無いので、タイ滞在の日本人向けの高級レストランみたいなラインナップで、食指が動かず。
デュシタニホテル
ここは今回の旅行の最も残念ポイント。30年前の姿を知ってるけれど、全体的にクソ狭くて、ラグジュアリー感が無かった。昔はセントラルパークの敷地も含めてホテルだったので都心かつクソデカ高級ホテルだったけれどホテル自体、細長のビジネスホテルみたいな感じになっててハリボテすぎた。
チャトチャックウイークエンドマーケット
YouTubeで紹介してる人はかなり抜粋しているなと思った。基本、お土産用の大量生産品を売ってる店が死ぬほどあって、そこからオリジナルものを探すような感じになる。この大量生産品の物量は凄いので、同じモノばかりのために迷宮になっていると思った。ムエタイのTシャツとかRUMBKKとかそういうのが記憶と位置感覚を乱していく。10時ぐらいに行ったが、店も全然開いてないので午後ぐらいに行くのが良い。今回行った時は端の方のアートとか売ってる所が良かったけれど、かなり小さいし、初回から探し物とかできる訳無いと感じてしまった。あとは古着系の所はホコリが凄いので喘息持ちは気をつけること。思ったより通気が良くない。
ヘルスランド アソーク店
名前が物騒だが、タイ古式マッサージの店。高級スパなので普通にいい感じだった。店員が大体オダウエダの2種類に分けることが出来て、だいたいはウエダが7割を占めていた。強さも申し分なく、当日中に筋肉痛が起きたぐらい体の疲れをしっかりもみほぐしていた。
タイでマッサージというと死亡事故があったというが、そもそも今まで首を鳴らす系統の施術を受けたことがないし、ここでもそういうのは一切やってなく、ひたすら時間を掛けての筋肉ストレッチだったで心配要素はないと思う。
ターミナル21
解説動画が死ぬほどあるけれど、ハードルが高すぎて評判と比べて良くない場所だった。フードコートは価格なり、という言葉で十分。ファッションの店とかは十分に良い感じだったが、そんなに良いものが揃っているか?というと結構疑問が出てた感じがある。市場を見てからここに来ると、市場に流通しているものがそんなに無いので、目新しい感じになる。
あと、良かったところはイサーン料理レストランの「Have a Zeed」がとても美味かったというポイントだ。今の円安だとかなり高額になるが、それでも何食っても美味いというのが高評価。サボイレストランも有名だが美味しいものは食べられるだろう。
プラチナムファッションモール
おんなじものを色々な店で売っている迷宮。いわゆる値下げやら何かで交渉するのが楽しいならいい場所だが、MBKと同じで何かほしいものを見つけたらひたすら安い所を探すような感じになる。バリエーションはそんなにない。
センス的に良いものがあるかと言われるとAmazonで売ってそうなものばかりなので、センス的に掘り出しものがある、というのはない。チャトチャックやMBKには地元アパレルの店があったりするので、そういう現地ならではのモノを探すなら良いけれど、Amazonよりも安く買えることを重視しているなら良いかもしれない。
セントラルワールド
ド安定の高級ショッピングモール。高いけど満足度が高い。だいたいの観光で気になるものが揃っているという印象。向かいのBigCでお土産を買ったり、やりたいことがだいたいここで整うような感じだった。隣りにあるサイアムパラゴンとハシゴすれば大体、買い物の用事は済ませることができる。
外に併設してるマーケットでは時期的なアレか毎晩開催してて、飽きないようになっていた。食べる場所がクソ狭く、食べるという予定は入れられず。
BigC ラチャダムリ店
セントラルワールドの向かいのスーパー。大体のお土産もここで変えるし別に郊外のBigC Extraにまで足を伸ばす事はないほど十分だと思った。お土産が死ぬほどあるけれど、画一的ではあるため基本ローカル向けの人のものばかりを見ていた。トムヤムの素(湿り気のある練り製品?)みたいなものがビニール袋に充填されていた奴があったけれど、日本に持ち込めないため諦めた。
基本、Topsとかで買えるものもあるため特にローカル色があるわけでない。そのためある程度わかりやすさで行くなら全然良いと思う場所だ。
アイコンサイアム
ここは個人的に、一番好きだった。建物自体が周遊してても楽しいのだが、船から乗り付けられるというのが観光的にも楽しかった。朝にワットアルンを見て回ってから昼飯を食べるという予定にしていたが大正解。
値段は完全に観光客価格なのだけど、見て回れるし、タイのローカルブランドのアンテナショップがあったり、全体的な体験として非常に優れてて満足度が高かった。遠いけれど行ってて損は無い。ただし、高島屋のエリアが完全にお通夜モードだった。
エンポリアム
ここは日本人的には行かなくていい場所だった。完全にイオンモール過ぎて、タイに来てまでこんな店見たくない、という感じだった。ローカル的に何かあるわけでも無いし、ハイブランドのお店もインテリアが凄いのは他にあるし、こんな所に来る?みたいな感想だった。おそらくは天井が低いから開放感がなく、吹き抜けがあってもそんなに良い眺望ではなかったというのが一番の理由だ。地元で生活するなら便利なのだろうけれど、観光客が何か買うみたいな事はあんまり無い。
EMSPHERE
思った以上に良かったという場所。ブランドは高すぎて買う必要もないけれど、内装がとかく楽しいので目の保養で歩き回るにはとても良かった。フロアの高い場所にikeaがあるとか、コンセプト的に面白く、駐車場は併設されていたりと思ったよりも楽しい。しかし階数が訳わからないので迷い続けてしまった。
MBKセンター
屋内蚤の市。地元の人もあんまり来ていないような感じがする。ニセモノを買うのを楽しむとは思うけれど、思ったよりも時計店はあっても、ニセモノをズラッと並べて何かをやっているような、そういうアウトロー丸出しな感じではなかった。Tシャツも怪しいものを買ったけれど、チャトチャック市場で売ってるものがここでも売ってるというような有り様なので、後半は死んだ目で店を回っていた。
あとは地下アイドルの子もライブをやっていたので、そういう意味ではなかなかカオス感がある。良かった店としては3階にいくつかローカルアパレルのお店があったこと。観光地価格だけど、質やデザインも良かった。Tシャツに5000円も出せなかった。すぐ隣にて1000円ぐらいで売ってるのを見てると、どうにもそこでないと駄目な要素というのを自分では見いだせなかった。
サイアムパラゴン
セントラルワールドの隣。フードコートで安くて名所を一気に押さえるならこっちが良かった。チャトラムー、ピンクのカオマンガイ、ティップサマイがあるし、他にも色々とある。利便性とかを考えるとアイコンサイアムよりもこっちが上だ。
天井が高いショッピングモールを見ていると再開発も悪くないと思ってしまった。店自体が大きいと混んでても日本よりは不快ではないこともある。
ルンピニー公園
朝の散歩にちょうどよかった。10時ぐらいだと暑くなり人は少ないので、6時ぐらいだと仕事前にジムでフィットネスをするぐらいの気持ちで運動している人が多いのだと思う。
また、夜のクリスマスイルミネーションもかなり良かった。
平日でこんなレベルの人が集まる。スリの危険もあるかと思うが残念な事に日頃の格好がバンコクのローカルの人とそんなに変わらないので目立つ要素もなく、仕事帰りのおっさんが繁華街にやってきたぐらいの空気感だったから全く問題がなかった。観光客らしい格好をしなければ全然問題ない。
こんなにさんざん回って買ったもの。BigCでめし。MBKでTシャツ、Coppenのハンドクリーム。治安の悪いものばかりを買ってひどく散財するかと覚悟していたが、スムーズ過ぎて肩透かしを食らった。まだ行ってない所が多いので、また近いうちに行く。








