洗濯機をとうとう買い替えた。色々と苦難を乗り越えてきた友との別れだ。メーカーもサンヨー名義で2008年製のやつだった。で、60Hzで動作するものをムリヤリ関東圏で使っていたりと、想いも強かった。
20代の終わりから使い始めてきたのもあり、色々と時代を変えていく時の寂しさを洗濯槽に晩秋の早朝から溜め込んで送り出す。

搬入業者に「足元に嵩上げのゴム足を使うと振動がすごい大きくなりますよ」と警告されたがまったくそのようなことも無く、新品の凄さだからなのか、全く気にならない静かさに驚いた。
ドラム式は結局買わなかった。洗濯機を使うたびに掃除するのが当たり前と言われてどうしても我慢ならなかった。それなら稼いで乾燥機をいつか買うぐらいの気持ちになった。あとは壊れやすいというのが直接的なネガティブ要素だった。
昔の家電ではなく数年で壊れることを前提に考えないとダメとは分かった上で保証も微妙な20万以上の生活必需品を買うのは怖い。サンヨーの洗濯機も今ならAQUAか、別に困らないなと思っていたが試しに日立のものを買ってみた。


Destiny2のゲームデザインからプレイヤーの動きを考える。
音ゲーの歴史しか知らないのでプレイ目的の大分類を設ける時に「クリアラー」と「スコアラー」という分け方でしか成立していないような気がする。
そこから色々な分類に、というのだけど不思議なことにこのゲームのことを考えてると小分類から大分類に行き着くような感覚になる。
色々な趣味はあるけれど、人と競うことをしたいのか、パズルを解く方向に行くのか、という2択になる。


伊集院光の昔ラジオでしていた話を思い出す。誰かのエピソードで他人のおばあちゃんの家に似顔絵を書きに行って、お金欲しさに何回も通って最終的には適当な◯を書いてカネを要求するまでにエスカレートしていったという話だ。
夜中に後味の悪い話を聞いて、喜怒哀楽とも付かない感情になるのだけど今だとなんだか色々とそこら辺で見かけるものなのだな、というので朝からふと思い出す。


何を思ったか、1時間早起きすると途端に生活面で色々な改善が出来てきた。
そもそもギリギリまで寝て最低限の身支度だけで家を出、疲れて家に帰って、色々と後悔やら不快な気持ちのまま夜を過ごすことが多く、家事もろくに出来ていなかった。
それが朝に家事をするというだけで色々と自分の生活に向き合うことが出来るようになった。
洗濯機を回せるだけでも自分の中の達成感は違ってくる。

2023.11.20 / Category : 小噺