LANケーブル延長器の工事について

工事などで色々と対応してきましたので、メモをまとめます。
忙しいと言って準備せずに現場に入り、その場しのぎで自分が苦しむ、という工事で発生することが殆どでした。

[ケーブル工事の見落とし]

・本当にケーブル結線が正しいか確認する。
工事担当によりけりですが、安価なテスターで確認を行っているために「ストレート/クロスの判別」「ペア割れか確認できてない」などの原因で工事をやり直し、という事があります。暗所、弊所、汚れた環境での作業が多いために間違えるというのが多くあります。

・ケーブル長が長すぎないか
ハブやリピーターのスペックを確認しないであとで確認すればいいや、っていうことで通信できず、解決するまでモタモタする事例があります。テスターなどで確認できれば良いのですが、これも安価なものや概算で「きっと大丈夫」で推測することが原因でした。大体工事した担当者が逆ギレです。最悪です。

[機器の確認]

・単体テストを行っているか?
ノートPCなどを現場に持ち込まず、その機器が単体で動作するかテストする、というのを全く考えてない所がたまにあります。PCだと、ノートPCにシリアルポート、VGA、HDMI(兼DVI)、usbポートが付いているものを持って行けば大体の通信系の工事はなんとかなる事が多いのですが、そのPCすら持ち込まないで現場に入っている所は何箇所も見ました。どうやって動作確認するつもりなんだろう、ということです。そもそもどうやって確認するのかも分からないのに仕事を引き受ける所がよくあるので・・・。pc系は2セットノートpcと15インチぐらいの液晶モニタ2つあればなんとか出来る事が多くあります。
単体で動かない場合は、別のものなら動くのか、というような原因の切り分けが出来るのですが、大手PCメーカーのサポートに電話したりで時間を取られ、余計にしわ寄せを受ける、というような感じです。
初期不良なら、事前に何を確認したのか伝えるだけでも他の方法やら、修理対応に出して計画を練りなおせるのですが「よくわからないけどきっとコレは初期不良に間違いない」という判断で工事が延長してしわ寄せ、というのもありました。

・製品のマニュアルを持ってきているのか
最近の機器は本体に同梱されてなくネットからダウンロードしろ、ということでPDFで用意されていますが、現場だと回線が危うい所が多いので印刷して持って行くことを準備段階でしています。分からないならサポートに電話するのも良いんですが、結局全員でサポートに電話するバカみたいな現象も遭遇したので印刷してきた方がいいです。

2014.04.05 / Category : 技術系