ナーベラー味噌炒め定食800円

所用で沖縄へ。
既に初夏の陽気でクーラーをかけて寝る。

所用も済むと絶妙な拘束時間から国際通りを練り歩き、健康を確保する。
食器買ったら割るだろうな。ぬいぐるみは流石にかさばるだろう。そういうのを見ながら汗ばむ中、歩き続ける。
ドラッグストアは東京以上に密集していて、台北の町並みを彷彿とする。サツドラ、ダイコク、そしてサンゴを売る宝石屋。
セメントの灰色と鉄の茶色いコントラストがどこか台湾ぽい。
地元の通りを過ぎると既に閉店したゲームインナハ2を超え、公設市場にたどり着く。

なんとなく2階の定食屋で都内では食えそうにない物を、ということから沖縄そばではなく、ナーベラーを頼むことに。
青臭くツルッとした食感が、ナスとも少し違うし、味噌が強めの味付けほど美味しく感じる。

公設市場は清潔なはずなのだが、どこか手洗いを彷彿とする臭いが漂っていた。
手洗いも借りて綺麗と分かっているのに、あの匂い。
ヤギの臭いだ。おそらく。姿は見えない。飯野賢治のE0を思い出して、変な緊張感が自分の中だけに漂い始める。
誰も頼みませんように。

定食屋を後にすると一つ収穫があった。
自炊で作ったジューシーがかなり本格的な味付けに近いことを。
ただ、相手は炊きなれているから、洗練さは向こうが段違いで上だ。

自分の土産に「雪塩かける」というので島辛塩と買ったのだが、これまた当たりだった。
https://item.rakuten.co.jp/385store/10000919/
唐辛子入りの塩なのだが、唐揚げに付けるといい感じのパンチの聞いた味わいになる。
久しぶりに良いものに出会えた。

帰ってきたら今度はトイレットペーパーが買い占められていた。
米もどうやらそういう被害にあってるらしい。
社会混乱に乗じて、デマを流しているんだろうなと思いつつ、悪い夢を見ているようだ。

2020.02.28 / Category : 小噺