師走の媼

眼帯ビキニは上下ではなく、観音開きの容量でサッと左右にずらすのが作法と知る。

買い出しで、初めて東新宿のアジアスーパーストアに行ってきた。
様子見ということで、適当にママー(袋麺)やら、クノールのジョーク(粉粥)など無難なものを買っていく。
トムヤンクンのハーブ類とか生野菜とか、冷凍のトートマンクンなど魅惑の商品もあって、久しぶりに作ろうかと思ったが面倒くさがりが出てきてしまい見送り。
ローボーもメープロイのスープの元も充実していることも分かった。
日本でやる人がいるのか分からないけどムーカタの鍋もあり、金属のレンゲもあるので買おうか悩んでしまった。
かなりいい感じのお店だ。
ただし、ちょっと遠いのでそれほど足繁く通えないのが難点。

帰り道、ガチのスーソーカンという台湾マッサージ屋を見つけて、行きたくなってしまった。
台湾に行ったことある人ならわかる、あの雰囲気をそのまま日本に持ってきたような感じで、都内で感じるとは思えずびっくりした。
ホームページで動画も見たが、台湾そのままのノリだ。
完全に日本の空気とかではない、本物だ。

最近、少しずつ練習してきたローストビーフが上手になってきた。
以下レシピ。

・筋がある肉は使うな
・肉は赤身が良いと思ったが、肉汁が全部出てパサつくので若干霜降りの方が良い。
・というか国産肉の方が成功しやすい
・ジップロックに放り込む
・胡椒をかなり多めに入れる。肉はかなり強い
・グレープシードオイルを入れる。50ccぐらいにしてコンフィみたいにする
・鍋がなければバケツで良いじゃない
・バケツに水を入れ、そこにジップロックを入れつつ空気を抜く
・低温調理器で、58度で3時間セット
・3時間したら袋の中に塩を入れる。塩で結構強めに締める感じ
・1時間、常温で放置
・肉を取り出したらフライパンで中火、表面だけカリッと焼く
・あとは切って食え

・個人的には九州の甘い醤油が一番旨いと感じる
・前は柚子胡椒も使っていたが、意外と合わない
・ジップロックの残った汁で、バルサミコ酢と薄口醤油、蜂蜜を入れたタレを作ったがまあまあではあった。合うけど物足りない。

思ったより肉の品質がモロに出るので、安い肉を調味で頑張るとかいう努力はしない方が身のため。
しっかりと熱を取らないと安い赤身肉では肉汁というかドリップが大量に出てくるので、心配な人は63度でやった方が良い。
人に提供できるレベルにまでは向上したと思う。
牛肉のタタキに近い作り方だが、色は赤いけど、味は火の通った肉という形になるので生肉が苦手な人でも我慢できるレベルにまでは落とせる。

2020.12.31 / Category : 小噺