翻訳とかの回顧。

安住紳一郎の日曜天国を少しずつ聞くようになった。
たまにリアルタイムで聞くことがあったけれど、声を聞くとテレビと違う声にしか聞こえない。
テレビでもそんなに目にする機会も無かったので、おぼろげな記憶しか無かったが、そこだけ違和感を覚える。

柳田理科雄が出てくると、全体的に無粋な話が出てくる。いい大人からすると「いい加減黙れ」と叱りつけたくなるような、そんなことを蒸し返している。
そこから安住紳一郎が、無粋な塊から見えてくるものをあぶり出し、表現をする。日本語的に暗喩の美しさを見出す真骨頂のような描写をするから多分楽しいのだと思う。

サイゼリアでデートした、というのがネット界隈で騒いでいるものの、騒いでる人たちに魅力を感じないので一次ソースのようなものにあたる。
「おてんば幼なじみとデートしてみた」
https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=1182370

消極的な選択の中にも安住の世界は存在する、というのが個人的に辛く感じてしまった。サイゼリアの料理は美味しくて、気軽に行ける店だ。
そして、演出としては思った通りに行かない中でたまたま入れた店として、楽しい時間を過ごす場所として描かれる。店の良し悪しよりもその人との時間に重きを置いている。そういう中でしっかりと、伏線が貼られている。
幸せに気がつく、というのがどれほど辛いのかというのが頭の中で繰り返す。執着を手放す時の不安は年齢を重ねるごとに大きくなる。小さな失敗を重ねて、強くなれるかと思った。けれど、冒険のように山道を切り開くのではなくて、流れるプールで岸辺にたどり着けないような形のない恐怖が自分の体の中を駆け巡る。
自分の中に求めていない現実が来た時に、どうやって折り合いを付けるのか。
この突き付けられる問いというか付き合いは毎日発生している。自分で抱えている限り、終わることがない。
年をとるほど見てるだけで心が傷んでくる。


やさぐれて酒を浴びながらDJ mixを漁る。
たまたまUKFで知ったGeorgie RiotのMixを聞いたが完全にSubFocusとかの流れを組んでて良いなあと聞いてて思った。ちょっとハードな感じもするけれど、波長が合う感じがして聞いてて楽しい。
[youtube]https://www.youtube.com/watch?v=h7CCjzVvUDU[/youtube]


Blade65が来たので組んでみる。
英語キーボードでかな打ちをするため、チルダのキーは固定で欲しいが、殆どはここの場所にESCが入っている。そして市販品では入れ替えをできない。
そういうことで右上端にはescをアサインしたら無事に使いたいようにできことが判明した。
スイッチについては、安心のJwick REDを使用している。使ってて全く気にならない赤軸なのだから仕方がない。

2022.02.19 / Category : 小噺