あんま王

鶯谷の病院に掛かってから初めて萩の湯に行ってみた。
思ったよりも近くて、朝からやっているために行った所大盛況だった。

しかし、混雑しててもそれほど居心地は悪くなく、空いていたらどんなに気持ちいいんだろうと思った。というのも風呂場内の座るスペースもないほど、人が多くて普通だったら嫌になると思うような混雑だったからだ。それでも、風呂に入り足を伸ばすと気持ちがいい。
窓が空いてる場所の近くに行くと、夏の終わりのような心地の良い朝の風が入り込んで来ていた。冬だと、刺すような冷たい、気持ち良い風が入り込んでくるのだけれど、もうそろそろそういう季節になる。それが楽しみになる。

朝から崩れるほど風呂に入るまでにも行かず、切り上げると「あんま王」というマッサージチェアがあった。
お気に入りの整体が近所にないので、ものは試しにやってみたところ今までにないマッサージの具合の良さを感じた。時代が進化したなと思った。
昔、自宅にあった中古のマッサージチェアは肩の位置すら正しく検出できず、調整が面倒くさかった。それがなく、ピッタリと体の位置を検出した。また足のマッサージも足の甲を圧迫するというのが気持ちいい。昔、整骨院で好きだった空気圧縮機で足を揉み込むヤツがあったのだけど、あれのコンパクト版のようなものだ。
こういうのがあると欲しくなると思うのだが、今の狭小住宅ではどうにもならないと悔しくなる。

2022.08.27 / Category : 小噺