ジェットスター・ジャパンの飛行機に乗ってみた

要約

  • KIX-NRT便で利用
  • 旅客対応はまだ不慣れな印象
  • シートピッチは全然気にならない
  • 自分で価格の基準があれば最も有効な交通手段
  • その他細かい話
  • KIX-NRT便で利用


    2012年7月現在でKIX-NRT便は7:45発です。それに間に合わせるには、新阪急ホテルから出る空港リムジンでは5:55発までのものに乗らないと間に合わないようです(KIX到着が6:45)
    リムジンが満席で乗れないことがあります。ここは丸ビル始発のリムジンバスに乗ったほうが良いでしょう。
    逆算して私の場合は阪急線の始発でギリギリ乗れましたが、大阪市以北に住んでいる人はバスの出発時間がかなり鬼門になると思われます。


    不慣れな旅客対応


    今回、預け荷物を持たなかったので、カウンターでバウチャー発行をしてもらう際、何も問題ありませんでした。

    しかしゲートでは、未経験の子らしき係員がメインだったようで、かなり苦労しているようでした。
    アナウンスのスピードがやたら早かったり、噛むのはご愛嬌として、バスに乗ろうとしても搭乗手続でやたら時間が掛かっている様子。
    JAL/ANAだとゲートにある、光っている部分に2次元バーコードをかざす手続きがありますが、JJPだと手持ちのバーコードリーダで読み取っているようで、これで非常に時間が掛かっているようでした。先日の欠航も遅延だと言われていますが、この手続の容量が諸悪の根源ではないかと思います。
    30分前の搭乗手続開始と聞いて驚いたものですが、これは納得するほど手際が悪い&システムがこなれていないのが原因だと思います。

    (話は脱線しますが、成田便の欠航について。成田は夕方以降、混雑し、国際線の遅延をなくすために国内線が滑走路上で待たされる傾向があります。そのため、ダイヤではフライトタイムが70分と書いていても実際は+40分掛かることもよくあります。上記の手続きの効率とこの成田の状況が重なって欠航が続いているのではないかと個人的に推測しています)

    搭乗手続後、飛行機に乗ったあとにも、ゲートの係員が付いてきて、なぜか乗客の搭乗を確認しているようでした。
    とにかく搭乗システムの出来が良くないようです。


    シートピッチは全然気にならない

    テレビで狭い、と言われている座席の狭さはそんなに気になりませんでした。
    具体例では170cm x 80kg の成人男性が乗っても全然気にならない感じでした。

    前後間隔は、ANAの国内線777(旧シート)に近く、普通に狭いなという感じだけど、特にひどいとは感じませんでした。
    左右の広さも新幹線こだまのような感じで、きつくて動けない、という感じではありません。

    4時間以上の長時間になると辛そうな感じはしますが、国内線で2時間以内、という条件なら我慢できる範疇です。
    しかし、落ち着いてPCを広げて作業したり食事を取るのは難しいでしょう。iPhoneなどで遊んだり、機内誌などを読むぐらいが正直限界です。
    電車での移動と全く同じ程度の行動に制限されるとイメージすれば良いと思います。

    乳幼児を抱えた女性は非常に窮屈そう、尚且つ大変そうでした。
    子供の抱えるポジションが固定されてしまうことや、暴れたらすぐに前のヘッドレストにぶつかったり、色々トラブルが発生しそうな感じがありました。

    客室乗務員のアナウンスも日本語のアナウンスだと、以前の航空会社での勤務経験のせいか、乗客に合わせているのか不明ですが、非常に丁寧なアナウンスから抜けきれず、挨拶等がぎこちなく感じました。
    一方英語だと、一言で「もうすぐ着陸態勢に入ります」という旨の一言だけ。
    正直後者のような挨拶だけでも良いと感じています。

    到着後もスポットからバス移動。特にこの当たりも他航空会社となにも変わりはありません。


    自分で価格の基準があれば最も有効な交通手段

    自分の中では、「これ以下の金額なら購入」という価値基準を持ってチケットを買いました。

    ジェットスターだと所要時間は3時間+α程度
    (自宅から梅田まで)300円
    (梅田からkix)1500円
    (飛行機代) X円
    (成田から日暮里まで) 1000円
    (日暮里から秋葉原まで)150円

    ぷらっとこだまだと所要時間は4時間+α程度
    (自宅から新大阪まで) 500円
    (ぷらっとこだま)10000円
    (東京からの秋葉原)130円

    の差額で航空券が7680円以下なら買うべき、という判断をしています。
    自分の環境に合わせて試算しておけば、得かどうかが分かりやすくなるでしょう。

    当然、深夜バスではもっと安く済ませられます。
    しかし私個人は「寝れない・体力的な負担が大きい」という理由でできる限り優先順位を低くしています。
    バスの優先順位が上がる理由が「夜9時以降の移動手段がこれしかない」という簡単な基準ですが、これも解決できたらバスの優先度はもっと低くなるでしょう。

    また成田発KIX行きの飛行機は朝7時発というものがあります。
    この便は予約した際に0時過ぎに東京駅を出発するバスが予約できるようです。
    当初、これを知らずに宿泊を視野に入れて旅程を組んでいたため費用を理由に成田便利用を断念しました。
    しかしこれを利用すればまた、自由度が高くなるでしょう。


    こまかい話

    便数を増やしてほしい。
    東京大阪間で唯一の路線を張っているLCCはジェットスターだけなので、頑張って欲しいですね。
    LCCなのか微妙な立場を取り続けているスカイマークですら神戸便で10000円です。競合がいないためにカルテルのようなものがある現状、「サービスやマイルを求めて大手へ」「安く早く行けるLCCへ」という2分化が進んでくれたらありがたいものです。

    新しいエアバス機について。
    内装はエアバスっぽくないため、正直な話、ボーイングと同じようなデザインにしか見えませんでした。
    エアバスといえば、古くはA300-600やスターフライヤーにあるような、係員呼び出し灯などの細かいデザインが美しく、ボーイングの系統とは違う装いがありました。

    しかしこの機体は最近のデザインに反映しているのか、柔らかいデザインでエアバスという感じをそれほど味わうことが出来なかったため、残念に感じました。

    コクピットが開いている。
    日本の航空会社では、基本的に対テロの為に乗客が乗る前にコクピットのドアは厳重に封鎖されています。
    しかしジェットスターではW/Bの紙を渡すためなのか、ドアを開けてる場面を見て衝撃を受けました。
    (911が起きる前は、どの航空会社も普通にドアが開けられててパイロットがフライト中にトイレに行ってたりするのをよく見かけました)

    2012.07.14 / Category : 小噺,日常,未分類